死動

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高速道路のサービスエリア カップルが、たまの休日を一緒にツーリングしていた 「やっぱりいい天気の日は、ツーリングだね~」 「旅行も兼ねてね。バイクだと置き場所に困らないし」 「お前も、免許取ってくれたし、なかなか楽しいだろ?」 「久司ほど、バイクオタクにはなれないけど、車と違って涼やかな感じが、好きになってきたかな?」 「まぁそのうち、いじりたくなるって、バイク」 プシュッ 「サービスエリアで飲む炭酸ジュースもいいしな」 そう言いながらタバコに火をつけ 軽い談笑していた 「ん?」 「どうしたの?」 久司は、サービスエリアの自販機横の小道を、見ていた 「何だあれ?碑石か何かかな?」 「え?」 久司と一緒の方を彼女も気になり 顔を向けた それは碑石にしては小さく またお墓の類にしては その一つだけだったことが、奇異だった
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