1492人が本棚に入れています
本棚に追加
雛「じゃあ、私帰ります」
スチャッと片手を挙げれば、出入口へ向かって歩き出す。
壱「馬鹿女。気を付けろ」
雛「………は?」
眉間に皺を寄せ、振り返った時だ。
――――――スパーンッ!!!!
うん。
何かが目の前を、通り過ぎた。
あれれ、おかしいな。
こんな所に矢が刺さってるな。
そんな馬鹿なぁぁあああああ!!!!
壱「ブサイクな顔だな」
私は壱を睨むと、矢が飛んできた方向(舞台側)を見る。
そこには弓を持った、明るい感じの男子がピースしていた。
ピースじゃねぇよ。
おまッ…ちょっとこい。
楓「おい神無月、逃げるなんて無謀な事はやめろ。俺からは逃げられねーぞ?」
「ゴメンなァ。雛ちゃんだよね?怪我しんかった?」
弓を持った男子が、声をかけてきた。
雛「喋りかけんな!!ムシズが走る」
壱「……だとよ、薫」
薫「うはぁ~気ィ強いなァ」
壱「楓、本当にこの女でいいのか?」
楓「あぁ、俺を馬鹿にした事を後悔させてやるよ」
3人で話進めんな!!!!
大根に…人参に…
お前は里芋だ。
3人揃って豚汁だ。
だははははははは。
あれ、肝心の豚がいねェ。
最初のコメントを投稿しよう!