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壱「アンタ一々うざい。今から用事があるんだよね。黙ってくれる?」
………コイツ…
無表情で、毒吐きまくってるよ。
助けてよパピー、マミー
私、ここで生きてく自信ないよ。
楓「お前、名前は?」
雛「……神無月」
楓「………下は?」
雛「……雛」
楓「覚えてろよ…神無月…」
そう呟くと、二人は大広間へと、入って行った。
雛「…なぁにアイツ等!!かなりムカつく!!何様のつもりだよッ…」
しかし、何か嫌な予感がするのは…
私だけだろうか……
雛「吐き気が失せたぜ…」
トイレには行かず、大広間へ戻る。
雛「あの人達…先輩だよなぁ…」
ブツブツ呟けば、再度壁にもたれかかる。それと同時に、ようやく入学式らしい事が始まった。
理事長は忙しくて来れない為、代理人が話すらしい。
そりゃ金持ちだもん。
暇なんてそうないよね。
教頭「では風紀委員長、よろしくお願いします」
―――――――ん?
あれは…
何度か目を擦ってみる。
そこには………
見覚えのある奴が立っていました。
その名も――――
――――五十嵐 楓
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