知ることからはじめれば

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映画『男と女』のピエールバルーに言われた言葉で印象的だったのは 『意見を持つ前に、パスポートを握りしめて、世界に。 国内だって端から端まで行けるはずの、この国の人間は、 アンタみたいに与那国島や稚内すら行こうと思わないんだね。 目の前の欲の処理で精一杯なのはわかるけど、健康で、そこに行ける人間は何人いるだろうか。 どこの国の人間よりも多いはずが、実際は少なくないか? なのに過激な意見は持っている。想像力がない。 誰が見ても素晴らしい変化を持った風土なのに。』 彼はフランス人なのに、日本のすべてをまわっていた。 行かなきゃわからない。想像力も膨らまない。ましてや日本のことすら語ることができない。
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