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原爆を使おうが、ポイ捨てしようが、それぞれの正義があり、意見が交わることなど遠い話ではないか?
先進国は木を植える。その現場では木を切って先進国に追いつくために必死な人たちもいる。
それがじつは、今まさに、『木を植えている側』人々の、ほんの数十年前の姿。
伐採に対して何らかの提案はできても、否定はできないはずだ。
何も考えずにポイ捨てや伐採をしている人間たちに、なにかを教えるつもりで叱りつけるなら理解できるが。
そもそも風で飛んでしまったゴミのことを叱る人間はいない。
「そんな風で飛んでしまうようなゴミを持ってくるな!」と言えるだろうか。
伐採している側は、きっとそう言われたのと同じように感じるはずだ。
同時に、確信犯もいる。しかし、これらを見分ける方法はない。
また、外国産の木材で家や家具を作ることも禁じられない。
日本人は特に安いものが正義とばかりに大好きな人種だ。
だから伐採している側から言わせれば『風を吹かせて、飛んだゴミを批判している最低な人種』と一括りに見られて当たり前。
こんなふうに世界には、日本からは到底見えない風がそこかしこに吹き荒れている。
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