プロローグ

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プロローグ

2001年12月街が真っ白な雪に覆われる夜。彼は一年半にも及んだ闘病生活にピリオドを打ち、静かに永い眠りについた。その頃あたしはこの世に新しい命を産み落とそうとしていた。生まれた子供はまるでその時を待っていたかのように彼が息を引き取った瞬間に元気な産声をあげて生まれて来た。これからあたしと彼の出会いからこれまでを話します。
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