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「あっ!陸~!」
学校を出ると…
すぐに呼び止められた…
『……桜?』
「待ってたんだょ♪」
『何で?』
どうしたんだ?
「何で…って‥」
『えっ…何かあったっけ…』
「……………………………………………………ぶっ飛ばす…」
『…………ゲッ!』
桜の背中に…黒いオーラが見える…
―ガツンッ!―
井上 桜…
女のクセに…暴力的なんだよなぁ~
俺と勝…この桜と、よく言い争いなるけど…
勝てない‥
『痛っ、この暴力女っ!!何すんねん!』
「やかましい!
勝は何処!?」
『知るかっ!』
「あー!!もう!!!」
『だから何やねん!』
「てめぇら…何か忘れとるやろ…」
ん?
『………何を?』
こう見えて、俺達‥実は、仲良いんだよな…
ってか今日‥何かあったっけ?
「先週から約束してたやろ!?」
へ?
『………先週?
………約束?』
俺は、必死に思い出そうとした。
その時‥
~~~♪
携帯の呼び出し音‥
勝だ‥
『ちょい悪いっ!
もしもし?勝?今さぁ…』
(陸!今日、桜の誕生日!忘れてた!)
『…………あっ!!!』
(桜…迎え来るって行ってたよな…?
やべぇ…)
電話しながら、桜を見ると…
凄く睨まれて‥怖い‥
(俺達が言い出したのに…桜来てる?)
『般若になってる…』
(あはは…
とりあえず、駅前のファミレスで!それまでに、機嫌取っててくれ!んじゃ!)
『あっ!おいっ!』
せこ~!俺が殺されても良いのか?
とにかく…
桜に、機嫌直してもらわないと…
『あはは…桜~
勝の奴…
ファミレスで待ってるってさ…』
「…2人揃って………忘れてたな?」
桜さん、怒りメーターMAX…
やっヤバい…
『あ…勝がケーキでも何でも奢るってさ!』
「………マジ?」
桜…顔緩んでるょ…
『う…うん』
急に桜は、笑顔になった…
「よし♪許してやる♪さ‥行こう!」
女って…単純‥
勝ょ‥許せ…
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