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「…………陸…」
「…き…って‥陸…」
………ん‥?
「…陸……きろって」
………うるせぇな…
「起きろっ!!」
『はいっ!!解りませんっ!』
………えっ?
勢い良く立ち上がったものの…
只今、授業の真っ最中…でした。
何故か皆さん、俺を見てる?
先生…その顔‥怒ってます?
怒ってますね?
『……あはは』
俺は状況を把握し、笑って誤魔化してみた…。
「……陸‥お前…放課後、職員室に来い」
『えー!!』
誤魔化し…無理だった。
この先生‥普段、優しいんだけど…
説教長いんだよなぁ…
そして放課後…
「せっかく起こしてやったのに~」
『あっ、勝…』
勝は、俺の幼なじみ…
腐れ縁の悪友だな。
「…悪友で悪かったな
『何、お前っ!エスパーか!?』
なんで判るんだ!?
「長年の付き合いやからな。
嫌でも考えてる事判るわ」
『……さよか』
恐るべし幼なじみ…。
「それより…行かなくて良いのか?」
『えっ?何処に?』
何かあったっけ?
―ガラッ―
「おっ!!未知~」
勝と話てる時、勝の彼女‥
未知が入って来た…
「あ~陸くん!!
井上先生が呼んでたよぉ」
井上?
『げっ!!』
そういや放課後、来いって言われてたんだ…
俺は、慌て走って行った…
「相変わらず…アホやなぁ」
「ん?私の事?」
「ちゃうちゃう、ありゃ、ガッツリ説教されるで♪」
「えっ!!未知、何も悪い事してへんよっ!?」
「…………帰ろっか♪」
話通じてないし…
「うん♪」
…こいつの天然も相変わらずだな(笑)
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