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やっぱり男子にとっては女子が来るというのは嬉しいものらしい。当の俺も全く興味がないわけでもなかった。
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浩二『なんで美少女だって知ってんだ?』
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男子3『そりゃ見てきたからに決まってんだろ』
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男子4『俺も俺も』
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男子3『ポニーテールで』
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男子4『モデル並のスタイルで』
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男子3『顔は可愛くて』
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男子4『胸も結構大きくて』
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男子3・4『はああ~~うう』
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気持ち悪く体をくねらせる二人組。
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凛『悶えるな 悶えるな! ん?』
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後ろから肩を叩かれた。
振り返ると優奈が近寄っていた。
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優奈『ねえ ねえ、凛君もやっぱり嬉しいの?』
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凛『ん? 別に…あんまり興味ないな』
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優奈『…ふぅ…そっか』
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凛『それに、今時転校生で騒ぎ立てるような事でもないだろ』
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俺はそう言いながら、自分の席に戻ることにした。
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浩二『どうだか、お前みたいなのに限って心の中では興味津々になってるんじゃないか?』
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凛君『言ってろ。 まあけど、少しも興味がないわけじゃないさ』
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優奈『えっ?……っく!』
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ズキュッ
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浩二『痛ってぇ~~! なにすんだよ優奈ちゃん』
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優奈『この馬鹿!』
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