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実は優奈とはこの学園で同じクラスになった時に浩二に紹介してもらったんだが、結構今と同じように、浩二が口を挟んで言い合いを始めてしまう事が多くて会話が途切れることがある。まあ浩二が茶々を入れるからだが。
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凛『でも、まあ浩二の言うとおり料理とかはあんまり作ったことないな』
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優奈『そっか、でも何か作れるものもあるの?』
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凛『まあ本当に簡単な物ならな』
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優奈『例えば?』
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無意識なのか丸めた指を顎に添える優奈。
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凛『カップラーメンとか』
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一矢『あほぅ。 そういうのは料理とは言わないぞ』
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凛『レトルトカレーとか』
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一矢『一緒だ』
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冷静に突っ込みを入れる一矢。
しかも間髪間を空けず…。
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しかし専業主婦の母親がご飯を作ってくれていたら、なかなか自分で料理しようとは思わないものだ。まあ言い訳になるが。
それに自分で作って失敗作を食べることになるなら安全な物を食べたいしな。
もちろん家事は女がするものだというつもりは無い。
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凛『そういう一矢はどうなんだ?』
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一矢『まあ、俺もそんなに出来るわけじゃないが、一般家庭に出るくらいのものならな』
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浩二『それは出来るって言ってるようなもんじゃねえか!』
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