2 少年の天使

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無理やりデートに付き合わされたルシファーは、機嫌が悪い。 ルシファーが機嫌悪くなるのは、寝るのを邪魔された時か、馬鹿扱いされた時ぐらいである。 「………機嫌悪いわね………」 「お前のせいや」 「なんでデートのたびに文句つけられなきゃなんないの」 「眠いんやわ、起こすなボケ。ワイはミカエルいえど寝とる時はキレるで」 「恐いわね」 「………たくっ………お前やからキレへんからええけどのう………次からは寝とる時に起こすなや」 「キレなくてありがとう」 リリスは、ルシファーの腕にしがみつく。 「そんなによんなや、寝起きやから頭ガンガンすんのやわ」 「ゴメンゴメン」 リリスは慌てて離す。 「リリス………いきなりやけどなあ、ワイ学校卒業したら何すりゃあええと思う?ミカエルはそのまま進学するらしいけど」 「んー……私と結婚のがいいけどー……」 「その話は後な。………ワイはのう………進学せえへんと、育ててもらった神の所で働こうかと考えとんねん……どや?」 「………その仕事でいいと思うよ………私は貴方の生きる道について行くわ」 「お前が相談相手やでありがたいわ。そうやのう、ワイはワイの道を歩いてきゃいいんやな………後、結婚の事はOKやけどな……ワイの足でまといにはならへんといてや」 「わかってるわよ」 と行って、2人キスしては帰った。
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