記憶

5/7
前へ
/222ページ
次へ
みっちゃんの言っていることが理解できなかった。 みっちゃんがゆびさす家はみっちゃんの家でもないし もちろん私の家でもない。 みっちゃんはずんずんと家に向かって行った。 おいていかれるのが嫌で私もみっちゃんの後を追った。 家の裏口らしいドアがある。 人の家だから開くわけがないと思った。 みっちゃんはためらいなくドアノブを握ってまわした。
/222ページ

最初のコメントを投稿しよう!

49人が本棚に入れています
本棚に追加