第四章:歯車
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気がつけば朝になっていた。知らない間に寝ていたらしい。「カチャ…カタン…コトコト」奥からはいつもの音が聞こえる。俺は会社に行く準備をし、無言で椅子に座る。「おはよう」雪奈は笑顔で言う。昨日泣いてたせいだろうか、目が赤くなりちょっと腫れている。「おはよう」俺はそう言い、無言に戻りご飯を食べ終え、逃げるように家を出た。
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