第五章:雪溶け

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俺はぼーっとしながら帰宅した。居間に座り無気力になっていた。本当なら雪奈と二人でいたはずだ。いろんな感情が自分の中にあった。寂しさ、辛さ、消失感。そんな中で一番自分の中にあったのは自分への憎しみだろう。あの時雪奈へした仕打ちが憎かった。なにもかもが嫌になった。ふと窓際に目をやると雪奈の鉢植えがあった。何日も水をやっていなかったのだろう。鉢植えは枯れていた。せめて綺麗にしてあげようと、鉢植えを持ち上げだ。すると鉢植えの下に紙が置いてあった。なんだろうと思う見てみると、手紙だった。泣きながら書いたのであろう、所々に痕跡があった。そして開けて中を見てみた
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