第六章:手紙

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「ウワァァァァ…!!」俺は泣き叫んだ。声にならない声を出し近所迷惑なんか気にしないぐらい泣き叫んだ。いくら後悔したって雪奈が帰ってこない事はわかっている。でももう一度雪奈の笑顔が見たかった。会ってちゃんと謝りたかった。「雪奈…本当にごめん…」。雪奈に届くかはわからない。だが、謝りたかった。やっとあの時の寂しそうな笑顔の意味がわかった。あの時わかってあげていれば、死ぬまで幸せにしていてあげれた…後悔がのしかかる。「雪奈ぁぁぁ!」俺は一晩中泣き続けた。
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