第六章:手紙

1/2
15人が本棚に入れています
本棚に追加
/23ページ

第六章:手紙

「健ちゃんへ。この手紙を読んでる頃には私はもういなくなってるね。寂しいな…私が死ぬ事は健ちゃんに出会う前からわかってた事なの。健ちゃんは自分を責めてるかも知れないけど、責めないで?これはわかってた事だから…迷惑かけちゃってごめんね…健ちゃんと過ごした日々は生きてきた中で一番意味があって、幸せで、楽しい時間になったよ。時間を忘れられたなぁ。もっと一緒にいたかったなぁ。でも無理なんだよね…しょうがないんだよね…なんでかな?楽しい時間過ごしたはずなのに涙出てくるや…おかしいよね…ずっと笑ってるはずだもん…嫌だょ…本当は健ちゃんがいなくなるの嫌だょ…でも無理だもんね…じゃあそろそろバイバイしなきゃね…今までありがとうございました。私の事は忘れてまた幸せになってね。天国から見ています。ちゃんとご飯は食べなきゃダメだよ?じゃあ…さようなら。ずっと愛しています。雪奈より」
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!