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家に帰りついたジェナス達は目を疑った…
まるで戦争でもあったかのような光景だったからだ
人々は傷つき、家は焼けたり壊されたりしていたからだ
ジェナス『何が起きたんだ!?』
すぐに家族を探した
老夫婦は大怪我を負っていた
老夫『ジェナス…』
息も絶え絶えに話かけてきた
ジェナス『爺ちゃん!?』
老夫『お前に伝えなければ…ならんことが…あ…る…。お前はわしら…のま…ごでは…な…い。お前は…ラ…ズニ…アて…いこく…。ガフッ!ゲフッ!』
ジェナス『爺ちゃん!』
老夫『行く…の…じゃ…』
それだけ言うとそのまま息を引きとった…
老婦『い…ままで…だまっ…てて…ご…め…ん…ね…。そこ…のた…んすのひ…きだ…し』
ジェナス『婆ちゃん!』
それだけ言うと息を引きとった…
たんすには光り輝く剣と紋章の入った盾が収めてあった
ジェナス『これはいったい?』
と、そこに
カイ『ジェナスー!』
カイが呼んだ
カイ『爺さん達は?』
ジェナスは泣きながら首を横に振った…
カイ『そうか…』
カイはそれしか言えなかった…
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