平安陰陽師戦記~晴明伝~

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晴明「ふぅ・・・・・」 貴族の家から少し離れたところで 握り飯を食べる晴明 晴明「・・・ん!!・・ぐっ・・き、来たか・・」 突然右手を押さえる晴明 晴明「はぁ・・・ぐっ・・ぬぅ・・・うあっ・・・・はぁ・・・ぐう・・・・」 右手にあった紋章が まるで 蝕んでいくように 手の先に向かって 這っていく そして 手首の部分で止まった 晴明「・・・はぁ・・・はぁ・・ずいぶん・・・進んだな・・・」 ???「情けないなー 最強の陰陽師と謳われた男が」 晴明「・・・やあ、紫苑」 そこには 紫苑が立っていた 紫苑「全く、あれ程度 呪炎じゃなくても 大丈夫だったでしょうに」 晴明「・・・・そんな事ないさ」 紫苑「全く・・・・見せてみなさい ほら」 晴明「いいよ」 紫苑「お姉さんの言うことは 聞くものよ・・ほらっ!」 そういって 晴明の手を無理矢理出させた
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