妄想の無く頃に ~若返り編~

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二人は観覧車に乗りながら 夕日を見ていた ちなみに ぬーちゃんは瞬の膝の上に乗っている 瞬「綺麗だねー」 ぬーちゃん「うん・・・」 瞬「どうした?ぬーちゃん・・・眠くなった?」 ぬーちゃん「瞬、 一緒に居てくれてありがとう」 瞬「ぬーちゃん?」 ぬーちゃん「僕・グス・・今まですごく・さびしかった・・ヒック・・・おとーさんも おかーさんもいなくなっちゃって ・・・ずっと居てくれたはずの じーやも いなくなっちゃって・・・」 瞬「ぬーちゃん・・・」 ぬーちゃん「気がついたら一人ぼっちで、 だれもいなくて・・・ヒック・・・こわかった・・・」 瞬「・・・・・」 瞬は膝に乗っているぬーちゃんを優しく抱きしめた 瞬「大丈夫、 もうぬーちゃんは一人じゃないよ・・・マチさん、リム、シル、時雨・・・たくさんいる・・・・もちろん俺も」 ぬーちゃん「瞬・・・・」 瞬「だから・・もう泣かなくても平気だ・・・もう一人じゃないから・・・・な?」 ぬーちゃんは俺を見上げている その顔は 夕日に照らされて 目尻についた涙がキラキラと光って綺麗だった その綺麗に染まった 可愛いらしい顔が 笑顔に戻る ぬーちゃん「・・・・うん!」 元気な明るい声がゴンドラに響いた
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