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『おはようございます。』
そう元気よく挨拶して入る平野さんの後を慌ててヒカルも中に入り…
『おはようございます。』と緊張した声で挨拶をした。
いつの間にか、厨房の中には高木店長も入っていて、盛り付け、洗浄など慌ただしい様子だが、要領よく仕事をこなしていた。
その様子を唖然と見ていたヒカル。
あぁ、私もこうやって働くんだなぁ、ここまで機敏に動けるかな?…と考え事をしていると高木店長が声を掛けてきた。
『えっと…、佐々木さんは、入ったら色々と説明するからこっち、平野君はここお願いします。』
と、次々に指示が飛び交う…。テキパキと出させる指示、まさに店長だぁと更に関心していた…。
ささっと、高木店長が平野君に指示や仕事の引き継ぎを済ますと、後ろの方にいたヒカルを見つけ、
『じゃあ、佐々木さんは…、最初はカウンターからやってもらうね。今から説明するからね、わかんないこととか色々聞いて下さい。』
『はい…。』
『まぁまぁ、そんなに緊張しなくても大丈夫。だよ。』
『はい。』
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