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帰宅したのは
息子の信也だった
「信ちゃ―ん!」
「げっ!?まち子なんで泣いてんの?しかもこんなあからさまな落ち込みポーズで!?どーしたんだよ!?何かあったのかよ!?」
「信ちゃん、おかえり」
「イヤイヤ‥おかえりじゃなくてさ、まち子ど―した?また転んだのか?」
「ううん目にゴミが入っただけ、エヘヘ」
「本当に何でもないんだな?」
「うん大丈夫!」
最早
どっちが親だか分からない
まち子が育てたのが
反面教師になったのか
信也は歳のわりに
しっかりした子に育った
口は悪いが優しい子だ
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