力也に

2/8
前へ
/235ページ
次へ
夜の7時に力也が帰宅し 家族でご飯を食べるのだが 力也は気付いていた 『まち子がおかしい!イヤ、いつもおかしいけど、いつもとは違う!何か隠してるなぁ?』 力也にはすぐ分かる なぜなら まち子は隠し事をすると 激しく目が泳ぐからだ 「まち子、今日は何かあったのか?」 「ぐぇっ!?な、な、何もないよ!本当に何もないってば!」 目がアチコチ泳ぎまくりでバレバレだ 「そう言えば、俺が帰宅した時に、まち子が玄関で泣いてたぜ!ガックリうなだれポーズで」 「信ちゃん!あれは目にゴミが入って!それで!痛くて痛くて、お母さ―ん!って泣いてただけだよ!」 それもどうかと‥ まち子に何かあったのは 信也も力也も分かっている まち子が今から何かを やらかす気配がヒシヒシとしている
/235ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1623人が本棚に入れています
本棚に追加