まち子の手紙は赤い色

力也に

　
「り、力也さぁ太ったよ！太り過ぎて魔神ﾌﾞｩだよ！大変だよ！」

「ん？そうか？」

「絶対、魔神ﾌﾞｩになっちゃったよ！ねぇ、信ちゃん！」

「え―？変わらないと思うけどなぁ」

「私には分かるの！力也の妻は私なんだから！何でも分かるの！」

『何だ？何が言いたいんだ？核心はまだか？』

まち子は

慎重になり過ぎて

かなり遠回しな探りになった

「り、力也！ﾗﾝﾁ食べてるでしょ？」

「あ？ﾗﾝﾁは毎日食べてるけど？ど―した？」

「ﾗ、ﾗﾝﾁ！ﾗﾝﾁってﾄﾞﾗｺﾞﾝﾎﾞｰﾙに出て来たよね？」

「‥‥‥？」

『何だ？核心はﾗﾝﾁか？』

力也と信也は

まち子の言動を見守った