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その夜
まち子は夢を見た
頻繁に見る夢だけど
いつもどんな夢なのかを
朝になると覚えていなくて‥
『覚えていないけど、いつも誰かが私の名前を呼んでるのは分かる‥それが懐かしくて‥悲しくて‥切なくて‥』
目が覚めると
まち子はいつも泣いていた‥
『何の夢なんだろう?私を呼ぶのは誰?暖かくて優しい声なんだよ‥会いたいなって思うんだよ‥』
胸がキュンとしたまま
まち子はまた目を瞑り
そして寝坊した
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