太陽へのプロローグ

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真夏の晴れた平日の日。 今日は珍しく仕事が休みになった。 蝉のうなるような鳴き声が耳に痛いほど 降りかかる。 木のない道端は 熱気が下からゆらりと上がっているのが見える。 こんなにも暑いのに 何を思ったか 俺は外に出てきてた。 歩くだけで 汗がにじみ出てきているのが分かった。 何分ぐらい そうしてたんだろう? ふと 気づけば少し昔まで、 いつも通ってた公園の前に立っていた。
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