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黒い猫は縁起がわるいと、町の人間は俺を白い目でみる。
そんな光景は……もう慣れた。
生まれてからずっと、俺は黒猫。
まわりがなんと言おうと、それは変わらないのだから。
7日に一度、人間がとても多くなる日……
今日は特別人通りが多い。
親子連れ、カップル、子供のグループ…
人間は群れるのがすきなのか、一人でいるやつが少ない。
俺みたいに一人の方が、煩わしいことなんてなにも無いのに…
今日もいつものコースを回ってねぐらに帰る。
しばらく歩いていくと広場にでた。
待ち合わせをしている様子の人間
赤い服を来た宣伝係
なにかの跡片づけをする人間…
いつもと変わらない景色。
今日は早く眠ろう……
黒猫が路地を曲がろうとしたその時、
背後から黒猫は抱き上げられた。
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