タイムスリップ

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気が付けば夜の6時になっていた。 慌ててプリントアウトを済ませてジャケットと荷物を担ぎ、車に飛び乗って駅前に向かった。 駅前の駐車場が全く空いて無く、時間だけが無情にも過ぎていく。 時計をみればもう7時を回っていた。 慌てて駅前の道に路駐してモニュメントまで走った。 まさか来てないよな…。 あんな顔されたし…。 正直、あてにしていなかった。 どうせ居ないものと思いつつ、足は勝手に走っていた。 良貴「ハァハァ…。」 目の前に見える大きなモニュメント。待ち合わせをしているカップル達がひしめいていた。 ……あれは!!! 視線の先に腕組みして立つ女の背中が見えた。 あれは麻衣だ…。 まさか…来てくれたのか?
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