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なんだか切ない気持ちでいっぱいになってしまった。
渋々赤いランプの下へ行き、引換のレシートをカウンターに出した。
黙々と作業をしている麻衣は、俺と目を合わせようとしない…。尚、切ない。
良貴「…ねぇ。そんなに俺に会うのいや?」
思わず口にして焦った。…重たいセリフだなこれは。我ながら情けない。
麻衣「別に!」
跳ね飛ばされた。あからさまに落ち込むのはらしくない…。とっさに俺は鼻で笑って誤魔化してしまった。
麻衣「なによっ!」
むくれた麻衣の顔…懐かしい。一瞬、タイムスリップした…。
麻衣『あぁっ!私の読もうと思った雑誌!捨てた!?』
良貴『わりぃ。間違えて捨てた。』
麻衣『もぅ!』
ムスッとした麻衣の顔…変わってないな。
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