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さて、突然ですが皆様、『執事』というものをご存じであろうか。
執事というのは、貴人の側にいて事務を担当する人の事を指す。貴人を抜いて言えば、『秘書』に近い存在なのかもしれない。しかし、『秘書』と『執事』は同じか。と、言えばそうでもない。ならば『執事』とは何だろうか。それは面に出てはならない、所謂、主の影なのである。
「あんたなんかに何が分かるのよ!!」
「私には…関係ない…」
「あ~ら?新しい執事さん?」
「貴方には執事の資質がある」
「わしが大乃宮家当主、大乃宮天皇じゃ!」
「俺は認めない!テメェが執事なんて!!」
「ポニーテールの何が悪い!?」
「うっさい!私には一切話しかけないで!!」
「死んだよ」
「ご両親が…死んだ」
「あの子は…両親を事故で亡くしてるのよ」
「彼には不思議な力がある」
「あんた最っ低ね!」
「あなたに認めて欲しいのよ」
「《鴉魅》…高嶺 宰。ただいま参上。死にてぇのは…誰だ?」
ブオォォォォオオンッ!!!
「貴方は私達の執事。だから…私達を信じて」
material mindの作者が贈るドタバタラブコメディー。
新米執事が主の為に飛び回る恋愛小説。
あなたに…恋の喜びを…。
「宰あぁぁ!!!!」
NEO LOVE ROMANS《ネオラブロマンス》
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