Love Confusion

4/18
前へ
/60ページ
次へ
「くすぐったいって!」  身を捩るとそのまま唇は潤の頬へと移動してくる。潤も首を捻り、大澤の胸に頭を預けた。  肩に乗せられていた大澤の腕が、潤の腰を引き寄せる。  互いの唇が合わさった瞬間、潤は大澤の首へと両手を回した。  最初は啄むように短い接触を繰り返し、しだいに離れる時間がなくなり、最後は息を継ぐのももどかしいくらいに深く舌を絡め合う。 「…う、」  大澤がさらに腰を引き寄せる。反対の手が潤の胸を弄ってきた。 「…ごはん、は?」  ようやく唇を離し、潤は掠れた声で呟いた。  実のところご飯などどうでもよかった。  こんなキスだけでも潤の中心部は堅く張り詰めてしまっていた。 「するか?」  大澤は潤の首筋に唇を這わせながら問うてくる。その色香の滲んだ声に潤の背筋がゾワリと震える。 「…する」  潤は大澤の頭をしっかりと抱きしめ、小さく返事した。
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1276人が本棚に入れています
本棚に追加