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「タク……。まさか…。」
俺は、タクに今までしてきた事を思い返していた。
恨まれるような事はしたが、殺してはない。
あの時だって殺さずに止めたんだ。
「あなたには、もっと命の重みを学んでもらいます。」
「俺をどうする気だ!?とにかく早くここから出してくれ!」
俺の気持ちは、焦りと葛藤でいっぱいだった。
もう声の主に怒りという感情は消えていた。
今は、ここから出させてくれたら何でもする。
というような気持ちだった。
「あなたにはこれから、償いを受けてもらいます。」
「償い?ここから出れるなら何だってする!」
俺は、声の主に訴えかけた。
俺はぐっと力を入れ拳を握った。
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