記憶

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真と哲平は学校の帰り道を歩いて帰っていた。 哲平は自転車を引いている真に言った。 「やっぱスカッとするな!」 「でも……。」 「まさか真、罪悪感感じてる!?」 「金が欲しかった!」 「何じゃそりゃ。心配させんなよ!」 「あんな毎日死にそうな奴に罪悪感何て感じるかよ!」 真と哲平は、二人で大笑いした。二人にとってタクは財布同然だった。 そして、金を出せない時は、サンドバッグのように扱うのである。 二人は、道の途中で別れた。 その後の記憶はなかった。 そして、気付いたらこの闇の空間にいたのである。
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