サングラスに隠された瞳

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north townの市場の近くに集落があり、その少しはずれにnorth townでは1番大きい建物がある その建物の最上階の部屋から一人の男が街を見下ろしてる 「窓をあけてもまともな風ははいってこねー…空気清浄機で作られた空気だけ…この街の空気はどこにいてもまじーな…」 そういいながらたばこの火を消した プレートを支える柱に巻かれた線路に上から配給の貨物列車がおりてきた 「…いい気なもんだな…あいつらは何もしなくても空があって風がふくんだろ?」 男は遠くの貨物列車めがけるように吸い殻を捨てた コンコン ドアを叩く音がする 「あぁ…入っていーぞ」 「失礼します」 スーツ姿の男が入って来た 「ボスがお呼びです。若」 「あぁ…」 男は一言だけ答えてサングラスをかけた
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