~夏の夢~

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その事を嬉しく思いながら小十郎は、政宗に引かれながらあとについて行った。 少しばかり歩いたとこで政宗は足を止めた。 そこはちょっとした草むらになっており、小さな小川が流れていた。 屋敷の敷地内にこのような場が有るとは小十郎も知らなかった。 「これは、このような場があったとは・・・この小十郎、全く存じ上げませんでした。」 「だろう。俺も最近見付けたんだ。ここなら誰も邪魔しにこないぜ。」 ニッ、とまた悪戯な笑みを浮かべる。 まったく・・・この顔には敵わない。
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