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時間も夕方になってきたオイラの突然の病状を聞きつけ駆けつけてきたオヤジが台風接近のため、家業の漁業の漁船の対応に帰らなければ行けない時間になってきた。
オイラのふるさとは淡路島から離れた小さな離島である、そのため、定期船の時間も限られているために父親は叔父に車で送ってもらい帰る事に。
それから病室にやたらと若い看護師さんが、オイラのとこにやってくる、どないしたん?
オイラは看護師さんに聞いてみた、どうやらこれだけの重症患者は滅多にいないそうで、しかも重症のために滅多に使わない機械がオイラに取り付けられているみたいで、それを勉強のために見にきているとの事だった。
ある一人の看護師さんが、こんな患者五年ぶりくらいやなぁといっていた。
また別の看護師さんは、私この病院働きに来だしてはじめてじょともいっていた。
それから医師による病状の説明がおこなわれた。
先生がいきなりこんな若い患者今マデではじめてじょとゆった、オイラの病状は急性心筋梗塞とのことだった。
ほんまに危なかったんじょと、処置している途中で、倒れる原因となった血栓によりつまった右の心臓の血管の影響で、心臓が痙攣をおこしていたらしい。
先生の一人がほんまによう頑張ったなぁとオイラに声をかけてくれた。
痛くなかったかとも、オイラは先生になんやめちゃくちゃ痛かったわと告げると心臓痙攣しとったさかいに、電気ショックしよったんよと。
手術中のこの世の痛みとも思えない想像を絶する痛みの原因がようやくわかった。
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