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南都と湊斗。 2人も幼なじみだった。 どうやら、沙羅以外の3人は中学、高校と同じ学校へ進んだらしい。 「まさか、またみんなと同じ学校に通えるなんて…っ!!」 元々住んでいた街とはいえ、何年も前の話。 もしかしたら、知ってる人が誰もいないかもしれない。 いたとしても、自分は忘れられているかもしれない。 そんな不安の中。 幼き頃、毎日一緒に過ごしたみんながいるという事実は、かなり心強かった。 「嬉しい?」 沙羅がコクコクと頷くと、薫太は「良かったぁ」と安堵の息を漏らして笑った。 「本当は3人で会いに来ようと思ってたんだけど…俺、我慢出来なくてさ。抜け駆けしちゃったんだよねっ」
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