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「おはよ」
2人が朝食を取るため部屋を出ると、タイミング良く隣の部屋の扉が開いた。
眠そうに欠伸をする南都の出現。
「お…お、おはよっ」
沙羅は昨夜の事を思い出し、自然と頬が熱くなっていく…
まともに顔も見れず、ついつい目が泳いでしまう。
「ばか…意識しすぎっ」
「だ、だって…」
そんな沙羅の姿に、南都も照れてしまったのか…そっぽを向いて呆れた様に言った。
周りの事お構い無しで、廊下に立ち止まる2人。
「はい、朝からいちゃつかなーい」
その間に割って入り、薫太はリビングへ向かうためスタスタと階段を下りて行く。
「今日は暑いね~」
沙羅と目が合うとニヤッと笑い、侑希も薫太の後に続いた。
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