8/22
前へ
/282ページ
次へ
「おはよ」 2人が朝食を取るため部屋を出ると、タイミング良く隣の部屋の扉が開いた。 眠そうに欠伸をする南都の出現。 「お…お、おはよっ」 沙羅は昨夜の事を思い出し、自然と頬が熱くなっていく… まともに顔も見れず、ついつい目が泳いでしまう。 「ばか…意識しすぎっ」 「だ、だって…」 そんな沙羅の姿に、南都も照れてしまったのか…そっぽを向いて呆れた様に言った。 周りの事お構い無しで、廊下に立ち止まる2人。 「はい、朝からいちゃつかなーい」 その間に割って入り、薫太はリビングへ向かうためスタスタと階段を下りて行く。 「今日は暑いね~」 沙羅と目が合うとニヤッと笑い、侑希も薫太の後に続いた。
/282ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1572人が本棚に入れています
本棚に追加