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「それじゃあクマさん。お世話になりました」 クマさんと固く握手を交わし、涼は車を発進させた。 「料理は美味しい、部屋は綺麗!クマさん凄くいい人だしっ♪最高だったわねっ♪」 千夏は助手席で上機嫌だ。 しかし後ろの5人はというと… 二列目に座る薫太と南都は終始無言。 三列目の湊斗は窓の外の景色をぼんやりっ遠い目で見つめている。 その隣に座る沙羅と侑希は、3人のただならぬ雰囲気に気まずさを感じていた。 「…もぉー!!今から遊園地行くんだから、あんたたちテンションあげなさいよぉっ」 「「遊園地??!!」」 千夏の予想外の発言に、沙羅と侑希がハモる。 そしてもうもう1人、異常なまでに反応した人物が…
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