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「侑希ちゃん気を付けてー。湊斗、遊園地行くと人格変わるからっ」 薫太は過去に嫌な事でもあったのか…思いきり苦笑いをしている。 「ほんとにっ?!」 「ガキの頃、嫌がる薫太を無理矢理ジェットコースター乗せたもんな」 南都は、いつもの意地悪そうな笑顔で薫太を見つめた。 「あー!!それ以上は言っちゃだめっ」 先ほどまでの重い空気とは一変し、車内は笑い声が響き和やかになる。 沙羅はこの光景にほっと胸を撫で下ろした。 そもそも、何故あんなに気まずくなっていたのか… 「みんなーもうすぐだよー」 …まぁ、いっか。 それより今は遊園地でしょっ! 無事に到着すると、園内は日曜日ということもあり、親子連れやカップルで賑わっていた。 両親は別行動のため、5人で回る事に。
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