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唇の隙間から舌が入り込み、より一層深くなるキス。 初めての事に混乱するも、頭を手で固定されていて身動きがとれない。 「んっ…ぁ……」 思わず漏れる声。 意識が朦朧とする… ドサッと大袈裟な音がして、気が付くと沙羅の体はソファーに押し倒されていた。 「…可愛すぎ」 南都は一瞬唇を話すと小さく呟き、再びキスを繰り返す。 そのまま右手が沙羅のシャツのボタンに触れ… 「やっぱだめっ!!!!」 右手を押さえ、バッと勢い良く起き上がる南都。 ぼんやりする頭を持ち上げ、沙羅はきょとんとその様子を眺めた。 「…なつ?」 「これ以上したら…止まんなくなる」 南都は立ち上がると、深刻そうに溜め息をつきながら少し離れた所に座り直した。
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