1572人が本棚に入れています
本棚に追加
それってつまりそーゆう事なわけで…
南都の事は好き。
だけど初めてだし、やっぱりまだ怖い。
…南都は慣れてる感じするけどねっ!!!!
「ねぇ…沙羅の初ちゅーって薫太なの?」
「え?うん…まぁ…。でもちっちゃい頃だよ?」
突然の質問に曖昧に返事をする。
南都と湊斗に出会う前…
赤ちゃんの頃なので記憶は全くないが、両親が撮った写真が残っていたのだ。
「やっぱそーなんだ…」
何だか不満そう。
だけど再び口を開いた南都は、いつもとは少しだけ様子が違っていた。
「余裕ねぇよな…薫太にも嫉妬するなんて」
弱気な発言。
苦笑いするその姿に、不意にドキッと胸が高鳴る。
きって和哉だけでなく、幼なじみにさえ嫉妬する自分を情けなく思ってるのだろう。
でも、嫉妬してるのは…
最初のコメントを投稿しよう!