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「今日は静かだねーっ」
昼休み、いつも通り屋上で昼食をとる5人。
薫太はモグモグと焼きそばパンを頬張りながら言った。
いつもなら和哉が現れる時間なのだが…
「そーいえば、今日は教室にも来てねーよ?」
南都はパック牛乳を飲みながら、隣にいる沙羅に「な?」と同意を求める。
「珍しいね…」
今まで姿を見ない日なんてなかったのに。
「諦めたんじゃない?」
侑希はお弁当に入っていた苦手なブロッコリーを、さりげなく湊斗のお弁当箱に入れる。
「ありえるね………あれっ?」
湊斗はお弁当箱の中身を不思議そうに眺めていた。
そんな昼休みのあと。
教室に戻るとタイミング良く、沙羅の携帯が着信を告げた。
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