ⅩⅡ

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「湊斗には襲われなかった?」 まるで物を見るかのような、冷めた瞳。 「何…言ってるの?湊斗はそんな事…」 沙羅は全身を強張らせる。 目の前で微笑む南都が怖くて仕方がない… 「良かった。あいつ沙羅の事好きっぽからさ」 すると、初めてここに来た時と同じように、沙羅はソファーに押し倒された。 見つめ合う2人… 恐怖と不安で鼓動が早くなる。 南都の言葉を聞きたくない… 「沙羅の初めては俺のだから」 そう言うと、南都は荒々しく沙羅の唇を奪った。 隙間から舌を侵入させ、無理矢理絡ませる。 「??!!…んっ…ぁ……」 まともに呼吸が出来ず、沙羅の意識はだんだん朦朧としていく…
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