ⅩⅡ

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「…んぅ……??!!」 スカートから出る沙羅の太股に南都の右手が触れ、空いた左手は器用にブラウスのボタンを外していく… 両手で南都の体を押し抵抗するが、びくともしない。 「はぁ……南都…やめてっ…」 塞がれた口が解放された時にはボタンは全て外され、沙羅の白い肌が露になっていた。 「…なんで?俺の事好きじゃないの?」 南都が行為を止める気配はなく、沙羅の首筋に舌を這わせる。 「ち、ちがっ……ぁっ…」 「…ならいーじゃん」 好きだけど違う… こんなの、やだ! ねぇ、どうしてこんな事になっちゃったのかな? 触れられた部分は熱いのに、心は熱を感じない。 沙羅は目に涙を浮かべ、抵抗を止めた。
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