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渉は金色に近い髪に緩いパーマをかけ、少し小柄な可愛い系。
外見だけ見たら薫太と同じ分類だろう。
湊斗とは二年間同じクラスで、南都と薫太を除くと一番仲が良かった。
「おめでとう!!!!」
「…何が?」
手を差し出し握手を求める渉の意味が分からず、湊斗は首を傾げる。
「2年連続ミスター鷺高~」
渉は湊斗の手を無理矢理握り、ぶんぶんと上下させた。
「いや、なんのこと?」
「だーかーらー。湊斗がまた今年も一位だったんだよ!!放送部の奴が言ってた♪」
「………そう」
「うっわテンション低っ!!!!」
いや、むしろお前テンション高っ。
まぁ…渉はいつもの事だけど。
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