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「んーっと…何か変だなってとことかさ…いつもと違う的な」
変…そう感じる部分はたくさんあった。
態度も、発言も、今までの南都とは違っていて。
正直、怖かった。
別れに対する恐怖だけじゃなく、南都自身に対する恐怖。
「怖かったよ…あたしの知ってる南都じゃないみたいに」
「そっか…」
それを聞くと薫太は、沙羅の頭を優しく撫でてくれた。
しかしその瞳は遠くを見つめている。
何か深く考え込んでいるように…
「沙羅」
「んっ??」
だが、しばらく考え込んでいたと思ったら…薫太はいつの間にかニコッとこちらに笑顔を向けていた。
「今度デートしよっ♪」
「でっ、デェト??!!」
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