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「おまえ…!!」
突然立ち上がり、薫太は屋上の入口の方を睨み付ける。
不思議に思い、その視線の先を追っていくと…
「なっ?!なんで…」
いつの間にやって来たのだろうか…1人の人物の姿がそこにはあった。
ゆっくりとこちらに近付いてくる人物に、沙羅は全身を硬直させる。
震える体…
あの時の恐怖が、鮮明に思い出されていた。
「それ以上近寄らないでくれるかな?」
俯いたまま動けずにいる沙羅を守るように、薫太は沙羅と人物の間に立つ。
「別に危害を加えたりしませんよ…」
「なら何しにきたの?出来れば二度と、おまえの顔見たくなかったんだけどっ」
2人の目の前に現れた人物。
それは…
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