ⅩⅦ

12/15
1573人が本棚に入れています
本棚に追加
/282ページ
「沙羅が来てから授業真面目に出たり、クラスの娘にすら絡まなくなったり…」 「そーなのっ??」 嬉しい反面複雑。 沙羅が来るまでが、どれだけ酷かったのか…気になるところ。 「南…それ以上、沙羅に余計な事吹き込むなっ」 南都は少しだけ焦りを見せて、侑希を口止めする。 だが… 「いーじゃんっ♪沙羅だって南都の過去、気になるでしょ??」 南都の敵は1人じゃなかった。 「南都の最大の秘密、教えてあげるっ♪」 薫太はそう言うと、沙羅にそっと耳打ちした。 「おい、くん…」 「うそぉ!!!!」 まさかまさかの…意外な事実が発覚。 あの南都が…? 「ねっ?ビックリでしょ??」 薫太の問いかけにコクコクと頷き、沙羅はポカンと南都を見つめていた。
/282ページ

最初のコメントを投稿しよう!