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「旅行ーっ??!!」
「うん。1泊2日だけどねー。パパの知人が経営するペンションに行こうと思うんだ♪」
両親から突然の宣告。
沙羅は口に運ぼうとした鶏の唐揚げを思わず落としてしまった。
床をコロコロと転がっていく…
「薫ちゃんにはもう伝えてあるから、南都くんと湊斗くんも来るわよ♪」
「いつの間にっ?!しかも土曜日って明後日じゃない!何も準備してないのにっ」
慌てる沙羅にお構い無し。
両親はニコニコと笑みを浮かべ、実に楽しそうだ。
「もう決定だから、苦情は受け付けませーん」
「ばかぁぁっ!!!!」
「…とゆうわけで、侑希も来てくれる?」
夕食を終え部屋に戻ると、すぐさま携帯電話を手に取る。
拒否権のない沙羅は、侑希に助けを求めて電話をしたのだった。
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