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「「クマさん??!!」」 南都と侑希が叫んだ。 どうやら2人も沙羅と同じ事を考えていたらしい… 「あぁ。こちら熊田さん。僕が昔すごくお世話になった人」 名前と顔が絶妙にマッチ。 失礼と思いながらも、心の中で笑ってしまう。 「よろしく。さぁ、早速部屋に案内しよう」 各自荷物を持ち、クマさんの後に続いていく。 どうやら一階にリビングやお風呂、二階に寝室があるよう。 部屋割りは山下夫妻、その正面に沙羅と侑希、その隣の部屋に男子3人といった感じだ。 「清々しーいっ!見てっ!木ばっかり!!!!」 沙羅は部屋入るなり、窓を全開にする。 綺麗な空気、広がる景色。 あまりの気持ち良さに、荷物を整理する侑希をすぐさま引っ張ってきてしまった。
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